2008年04月10日

ベジャール「春の祭典」

ピナの作品に比べると美しく、グロさもないのでおとなしく感じるかもしれませんが、
1959年に鹿の交尾に想を得た「春の祭典」。
この時代にこれを発表できたベジャールはやはり(いい意味で)狂人。

この作品が成功を収め、ベジャールは翌1960年にはベルギーの支援を得て20世紀バレエ団を結成することになります。

モーリス・ベジャール振付「春の祭典」ダイジェスト版


この作品、私はこの動画に入っているクライマックスシーンよりも、これには入っていない、前フリの前半部分のほうが好きです。
より動物的で本能的。そして人間的なので。

そういえば、今回のバレエWSの講師、ドミニク先生は元20世紀バレエ団ソリストだということはご紹介しましたが、先生とはふざけて一度この「春の祭典」を二人で道で踊ったことがあります(笑)

現ルードラ校長のミッシェル・ガスカールさんには一度飲み会で挨拶しているときに「ボレロ踊れ〜!」といわれましたが精鋭ダンサーを前にしてとてもできませんでした。(爆)

とてもざっくばらんで、素敵な方たちです。





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タグ:バレエWS
posted by 大城 at 22:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月07日

ピナ・バウッシュの「春の祭典」

先日、「春の祭典」のお話を掲載させていただいてから、頭の中が、「春の祭典」です(笑)

多くの振付家がこのバレエ曲に魅入られ、作品を作っていますが、どれも異色で、異様な世界観を漂わせています。

私自身は文字通りの「奇をてらった」作品は逆に観客に媚びてる感じがして大嫌いです。が、結果としてそう見える作品、つまりその「奇」を必然と感じさせてしまう説得力のある世界観を提示する作品には興奮します。(笑)

ピナ・バウッシュの「春の祭典」はその類の作品の一つです。
このようなグロい表現はまさに女性の本質的な感性だと私は勝手に思っています。




男性には表現できない、子宮を持つ女の「肉」、「性」の感覚がピナの作品にはにじみ出ています。だからちょっと怖いけど女の私にはあの衝動、表現に説得力を感じています。

私の夫は「(リングの)さだこだぁ〜」といってましたが(笑)

この作品を見てあとだと、あの奇抜に見えたベジャールの「春の祭典」でさえ、まだまだ美しく、控えめに「性への畏れ・歓び」を表現しているように思えます。もちろん創作された時代が違うことも大きいとは思いますが。

そうはいってもベジャールの作品も大好きなので、次の機会にはベジャールの作品をご紹介するかもしれません。(笑)




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posted by 大城 at 04:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月02日

「春の祭典」

ストラヴィンスキーの「春の祭典」、この作品はもともとバレエ音楽として作曲されたもので、初演は本当に大変な賛否を巻き起こしたようです。
(Wikipediaより)
春の祭典(はるのさいてん、原題フランス語:Le Sacre du Printemps、英語: The rite of spring)はロシアの作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーが作曲したバレエ音楽であり1913年に完成し同年5月29日に初演された。 20世紀の近代音楽の傑作に挙げられる作品であり、複雑なリズム・ポリフォニー・不協和音に満ちていて、それまでの音楽とはまったく異なり初演当時けが人も出る大騒動となったことで知られる。

初演の再現映像1




初演の再現映像2




たぶん観客はこんな穏やかなモンじゃなかったでしょう(笑)

(Wikipediaより)ーーーーーーーーーー
この作品の初演は1913年5月29日にパリのシャンゼリゼ劇場でバレエ・リュス(ロシア・バレエ団)の公演として行われた。振付はヴァーツラフ・ニジンスキー、オーケストラの指揮はピエール・モントゥーであった。

ストラヴィンスキーは、ニジンスキーにまず音楽の基礎を教えることから始め、毎回音楽と振付を同調させるのに苦労した。不安になったバレエ・リュスの主宰、セルゲイ・ディアギレフはダルクローズの弟子ミリアム・ランベルク(マリー・ランベール)を振付助手として雇い入れた。しかし、その後も120回ものリハーサルを要し、振付及び指導の経験がほとんど無かったニジンスキーはしょっちゅう癇癪を起こした。しかし、ランベルクによれば、ニジンスキー自らが踊って見せた生贄の乙女の見本は実にすばらしく、それに比べて初演で生贄の乙女を踊ったマリヤ・ピルツの踊りは、ニジンスキーの「みすぼらしいコピー」に過ぎなかったという。

初演にはサン=サーンス、ドビュッシー、ラヴェルなどの錚々たる顔ぶれが揃っていた。曲が始まると、嘲笑の声が上がり始めた。そして始まったダンサーたちの踊りは、腰を曲げ、首をかしげたまま回ったり飛びあげるという、従来のバレエにはない振付であった。野次がひどくなるにつれ、賛成派と反対派の観客達がお互いを罵り合い、殴り合りあい野次や足踏みなどで音楽がほとんど聞こえなくなり、ついには、ニジンスキー自らが舞台袖から拍子を数えてダンサーたちに合図しなければならないほどであった。
ーーーーーーーーーーーーー
1987年にこの幻のニジンスキー振り付けの作品が再演された当時、私はまだ中学生で、ダンス関連雑誌でその情報を目にしてずっと気になっていました。そのためか中学時代はずっとストラヴィンスキーばっかり聞いていたため、母親に「うるさい!」とおこられてばかりいました。
いま思うと、この緊張感を呼び起こすこの不協和音に魅入られていたように思います。思春期にロックを聞く感覚と同じだったかも。

ニジンスキーのみならず、多くの著名な振付家がこの作品に挑戦していますが、どの振付家の作品も私は結構好きです。
おそらく、この曲によって想起される世界観そのものが私は好きなのかもしれません。

それにしても20世紀初頭でこんな振付の作品なんて、ニジンスキーって、やっぱり(いい意味で)狂人ですね。





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2008年03月29日

ジョルジュ・ドンによるボレロ ベジャール振付

今年の夏、バレエワークショップの講師であるドミニク先生はまさに、ベジャールバレエ団黄金期、故ジョルジュ・ドン氏、ショナ・ミルクさんたちと一緒にソリストとして踊っていらっしゃいました。

ドミニク先生の動画は見つかりませんでしたが、ジョルジュ・ドン氏の踊るベジャールの傑作、「ボレロ」ダイジェスト版をご覧ください。
圧巻です。



直にみると、これの何万倍もの迫力がありました。
本当にドン氏は稀有な方でした。私がベジャール作品に魅せられたきっかけはジョルジュ・ドン氏です。16歳に受けた衝撃が、今まわりまわってこんな形でベジャールにゆかりのある方たちとお仕事することになってます。本当に人生って不思議です。




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2008年03月25日

リモンダンスカンパニー 動画 

リモン スタイルのダンスをまだ観たことのない方、知らない方のために リモンダンスカンパニーの公演の一部を貼り付けました。
画像が悪い上に、同じアングルのみですが、ご興味のある方は是非ご覧ください。






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posted by 大城 at 20:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月12日

ワーグナーオペラ パルジファル

パリ・オペラ座のオペラを観にいきました。

長かった。
18時にはじまって、終わったのが23時過ぎ。

友人が会社の福利厚生でもらったチケットを譲ってもらって観にいきました。

作品自体はいわゆる古典だけれど、演出は完全に現代風にして、新作。思いっきり映画「2001年宇宙の旅」の世界観を使っていた。

舞台装置・演出がすごいらしいとの評判の舞台だったようだけど、確かにすごいし、お金もかかってたけど、その前に作品のストーリー、演者さんを生かすどころかむしろ覆いかぶさるように演出が主張しすぎてて私は失敗していると思いました。

これならまだ思いっきりミニマリストの光だけの演出のほうがまだいいのではないだろうか?金をかけた分の効果もどってきてない。

最近のパリ・オペラ座の傾向にはホントうんざりします。
バレエもオペラも古典レパートリーをことごとく現代風に演出して失敗しているような気がする。
「古典」というからにはそれらの作品は「古典」となる強固な理由と位置があるはず。そのスタイルを大事に残しながらまったく新しい作品を発表していくならわかるけど、古典作品にいわゆる「今風」の演出を無理やり貼り付けて、小難しくすることに何の意味があるのか。
原「古典」スタイルを超えることができると思っているのだろうか。

そんなに自身があるんだったらまったく違う作品で勝負すればいいのに。

どんどん新しい世界を開拓していく、という意識はすばらしいと思うけど、まるで古典が時代遅れといわんばかりの扱いは納得できない。
多くの観客は古典作品の「夢」を観に来ている人も多いはず。
あれではがっかりします。

天下のパリ・オペラ座なんだから、伝統を守るという義務もしっかり果たしてほしいと思う公演だった。

でもそれにしても演者さんはよかった。。。すばらしい美声。





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タグ:パリ
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2008年02月12日

ベジャール最後の作品 「80分世界一周」

先日ベジャールバレエ団フランス・パリ公演を観にいきました。

そしてベジャール氏の最後の作品となった最新作、

「80分世界一周」

を観てきました。

昨年はお仕事をさせていただいた経緯もあり、同会場を楽屋口から入りご挨拶させていただいたのが昨日のようでした。

今年は一観客として、観覧させていただきましたが、去年の同じ場所で、カーテンコールに応えるベジャール氏が今年は遺影として登場されたときは、非常に悲しい思いに駆られてしまいました。

作品ははつらつとした若さに満ちた作品で、ダンサーたちもパリ初演とあってか、ベジャール氏の想いを代弁するかのようにエネルギーの感じられるものでした。

個人的には
昨年ルードラ公演で沖縄に招聘した生徒の数名がバレエ団で本当にのびのびと楽しそうに踊っている姿が本当にうれしかったです。

日本のダンサーの多くは若い人も重鎮も、テクニックはすごくてもどうしても小さくまとまって見えてしまうことが多いのですが、そういう意味では真逆のエネルギーを持つこのダンサーたちだからこそベジャールの作品を踊る資格があるのかと思いつつ、劇場をあとにしました。





タグ:バレエ
posted by 大城 at 21:36| Comment(1) | TrackBack(0) | 鑑賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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