パリ・オペラ座のオペラを観にいきました。
長かった。
18時にはじまって、終わったのが23時過ぎ。
友人が会社の福利厚生でもらったチケットを譲ってもらって観にいきました。
作品自体はいわゆる古典だけれど、演出は完全に現代風にして、新作。思いっきり映画「2001年宇宙の旅」の世界観を使っていた。
舞台装置・演出がすごいらしいとの評判の舞台だったようだけど、確かにすごいし、お金もかかってたけど、その前に作品のストーリー、演者さんを生かすどころかむしろ覆いかぶさるように演出が主張しすぎてて私は失敗していると思いました。
これならまだ思いっきりミニマリストの光だけの演出のほうがまだいいのではないだろうか?金をかけた分の効果もどってきてない。
最近のパリ・オペラ座の傾向にはホントうんざりします。
バレエもオペラも古典レパートリーをことごとく現代風に演出して失敗しているような気がする。
「古典」というからにはそれらの作品は「古典」となる強固な理由と位置があるはず。そのスタイルを大事に残しながらまったく新しい作品を発表していくならわかるけど、古典作品にいわゆる「今風」の演出を無理やり貼り付けて、小難しくすることに何の意味があるのか。
原「古典」スタイルを超えることができると思っているのだろうか。
そんなに自身があるんだったらまったく違う作品で勝負すればいいのに。
どんどん新しい世界を開拓していく、という意識はすばらしいと思うけど、まるで古典が時代遅れといわんばかりの扱いは納得できない。
多くの観客は古典作品の「夢」を観に来ている人も多いはず。
あれではがっかりします。
天下のパリ・オペラ座なんだから、伝統を守るという義務もしっかり果たしてほしいと思う公演だった。
でもそれにしても演者さんはよかった。。。すばらしい美声。

